テーマ「より良いアウトカムへの挑戦」

会 場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台4-6
TEL:03-3255-6585
会 長 深澤 隆治
日本医科大学付属病院 小児科
会 期 2018年 10月 13日(土)

会長挨拶

このたび、第27回日本小児心筋疾患学会学術集会を開催させていただくにあたり、ひとことご挨拶を申し上げます。

小児における心筋疾患は難治性なものが多く、治療法も確立していない疾患が少なくありません。2010年に臓器移植法が改正となり、国内での小児心臓移植が可能とはなりましたが、まだまだドナーが少なく、一般的治療とは言い難いのが現実です。一方で、小児の重症心不全に対して2015年8月に小児用人工心臓(Berlin Heart EXCOR)が保険適応となり、少しずつながらも小児心不全を取り巻く環境も改善しつつあります。さらに、Fabry病やPompe病に対する酵素補充療法などこれまで不治の病と考えられていた疾患にも少しずつ新しい光となる治療法が開発されつつあります。しかしながら、いまだ治療法が確立されていない疾患もまだ多く存在しており、日本小児心筋学会会員諸氏の日夜の奮闘には頭の下がる思いです。

今回の第27回日本小児心筋疾患学会学術集会では、テーマを「より良いアウトカムへの挑戦」と題し、心筋疾患をもった子どもたちの治療成績がさらに向上するように、活発なディスカッションができる学会になるよう準備しております。

多くの先生方のご参加をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

第27回日本小児心筋疾患学会学術集会
会 長 深澤 隆治
(日本医科大学付属病院 小児科)